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西洋手相術の世界―「手」に宿された星々の言葉

西洋手相術の世界―Astro Palmistry Lesson 「手」に宿された星々の言葉


★★☆☆☆  手相の歴史を知るには良い本。
この本は、第一部(手相占いのための基礎知識)と第二部(西洋の手相占いの歴史)に分けて構成されています。よくまとめられていて読みやすかったですが、特に第二部の手相の歴史についての部分は、著者の博識ぶりを感じましたし、面白かったです。

けれど残念なのは、実際の占いに必要な手のひらの各線の情報の少なさです。生命線や知能線といったメジャーな線に対しての解釈の情報があまりにも漠然としており、著者自身が「運命を読み解く基本はあくまでメジャーラインにあります」と書いている割には、そのメジャーラインに対する意見が少ないのです。

ですから、この本の知識だけでは手相から運命をしっかりと読めるところまでにはいかないでしょう。他の著書を参考にして手の各線に対する知識も手に入れなければなりません。(性格占いくらいでしたら、この本に書いてある情報だけで十分だと思いますが・・・)

そういった物足りないものも感じましたが、第二部の西洋の手相の歴史の部分は本当によく、今までの日本の手相書にはほとんど載っていなかった知識を得ることができました。
この本は、手相の事典などと一緒に読むと非常にためになりそうに思います。

★★★★★  なるほど、手相ってこういうことだったんだ
すでに手相の本は、非常にたくさん出ている中、この本はかなり異色の内容です。
ただし、「異色」というのは悪い意味ではありません。むしろ、これまでの類書とは一線を画する良書だという意味です。

従来の手相本との違いは、まず海外の文献を数多く当たりながら、欧米のスタンダードな手相術をきちんと紹介しています。
それから、手相の背景にある世界観やシステムについても、きちんとした説明もされています。
また実践的な面で画期的なのは、書き込み式のシートが付いていて、これが結構便利でした。

手相の起源や歴史についてもしっかりとした考察がなされています。
全体を通して、「なるほど、手相ってこういうことだったんだ」と納得できる一冊です。
巷に出回っている似たり寄ったりの手相本に飽き飽きしている方(わたしもそうでした)には、目から鱗の一冊でしょう。

★★★★★  手相本の決定版ついに登場
タロットや占星術などの本に比べるて、これまでの日本で出ている手相の本のレベルは、なぜか低かったように思われます。

しかし本書は、そうした状況を打ち破るべく登場した本格的な手相の本だと言えるでしょう。
著者の一人は、『タロット大全』や『数秘術の世界』などで、占いマニアからの熱い支持を集めている伊泉龍一さん。
もちろん、この本でもその期待が裏切られることはありません。
実践的な細かい解釈も、他の本より豊富です。

さらに、数多くの文献にあたりながら書かれた本書後半の歴史では、これまで数え切れないほどたくさん出版されている日本の手相本を完全ノックアウト。
中世から近代にかけてのヨーロッパの手相術の珍しい図版も多数収録されています。



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